2018.06.21

非特異的腰痛の原因 その②

こんにちは!あさひ鍼灸接骨院、院長の齊藤です。

前回は非特異的腰痛の原因の1つである、椎間板の髄核のずれについてお話しいたしました。今回は2つ目の原因について書いていきたいと思います。

原因その2「心理的なストレス」

脳機能の不具合には、仕事での問題や人間関係でのトラブルなど、あるいは腰痛に対する恐怖や不安などの心理的ストレスが関係しています。重い心理的ストレスは腰痛だけでなく、肋間神経痛や顔面神経麻痺などをまねく原因にもなります。

心理的ストレスが強まると、ドーパミンなどの痛みを抑える脳内物質が分泌されにくくなってしまい、痛みが起こりやすくなります。

また、ドーパミンの分泌が低下してしまうと、神経のバランスを保つセロトニンという脳内物質の分泌も低下します。その為に自律神経のバランスが崩れ、腰痛、背中の痛みと張り、肩コリ、頭痛、耳鳴り、めまい、睡眠障害など、さまざまな症状が現れやすく、これら複数の症状が重なったら要注意です!

非特異的腰痛は、それほど大きな心配のいらない腰痛です。しかしこれを悪化させたり、治りづらくする要注意状態があります。それは「また腰痛になるのでは⁇」という不安や恐怖から必要以上に腰をかばってしまう「恐怖回避思考」です。

恐怖回避思考は、そのものが心理的ストレスになりますが、腰を過保護にし過ぎて体を動かさくなると、脊椎関節や周囲の筋群の柔軟さが損なわれます。そうするとかえって体の痛みが現れたり、髄核がずれた状態で固定されてしまう事により腰痛が治りにくくなったり、また再発するリスクが非常に高まります。

ぎっくり腰の場合でも、安静にするのは2〜3日くらいまで。出来る範囲で軽くストレッチするとかウォーキングなどを行ない、やや活動的に過ごしていた方が再発率が減ります。

◆自分に合った方法で、ストレスを上手に解消しましょう!

人間関係に悩んでいたり、イライラする事ばかりあったら、誰かに自分の話を聴いてもらったりすると気持ちが楽になります。大好きな音楽を聴くと、脳内物質であるドーパミンの分泌を促します。ウオーキングやゆっくりした深呼吸、又は目を閉じて瞑想したりするとセロトニンの分泌が高まります。

因みに僕がオススメするストレス対処法は『笑う』ことです。
笑うことによって、勝手にセロトニンの分泌を促してくれます。心の底から笑いがこみ上げる時は、身体の痛みや苦しみを感じなくなる場合が多いのはこのためなのです。

お笑い番組を見て笑ったり、友達とおしゃべりする時は、なるべく明るい話や楽しい話などしながら笑い合ったりして、セロトニン分泌を高めていきましょう!

上記のみならずどんな方法でも構わないので、自分に合ったやり方で上手にストレスに対処し、腰痛の原因となる脳機能の不具合を予防していきましょう。

また、心理的なストレスを抱えたまま荷物を持ち上げる動作などをすると、姿勢のバランスが微妙に乱れてしまい、それにより椎間板への負担が増加し、腰痛を起こすリスクが高くなりますので注意しましょう。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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