2018.06.01

非特異的腰痛について。その①

こんにちは!あさひ鍼灸接骨院、院長の齊藤です。

前回の記事では、腰痛の主な原因についてお話しいたしました。そしてその約85%が、原因不明の非特異的腰痛であると言う事をお伝えさせていただきました。

今回はこの非特異的腰痛について記事を書いていきたいと思います。

非特異的腰痛とは、「原因がよくわからないが、心配する異常や病気 のない」「危険ではない」腰痛。比較的まだ安全なセーフゾーンの腰痛と言っても良いかと思います。ぎっくり腰や変形性腰椎症なども、実は画像検査で「ここが原因です!」と 特定することが割と難しく、非特異的腰痛 の1つに入ります。

原因その1「椎間板の髄核のずれ」

非特異的腰痛は、腰への負担が蓄積されて起こる脊椎の不具合と、心理的なストレスが関係して起こる脳機能の不具合の2つの要因で起きると考えられています。

脊椎の不具合は、前屈や猫背姿勢、腰を後ろに反らした状態、不自然な姿勢での持ち上げ動作など、姿勢や動作が腰に負担をかけることにより、椎間板の中央にある髄核がずれてしまって起こることがあります。前屈姿勢や猫背姿勢では、髄核が後ろにずれることによって腰が重くなったり痛みを感じます。

また、ハイヒールを履いて立ち続けたり、お腹の大きい肥満の人や妊婦さんなど、腰を反らした姿勢が長く続くと髄核は前にずれ、腰に痛みを生じ易くなります。

「ちょっとした体操で髄核のずれを戻す」

髄核は、軽いずれであれば割と簡単に元に戻りますが、大きくずれてしまうと、ギックリ腰や椎間板ヘルニアが発症してしまい易くなります。腰に負担がかかる姿勢や動作を続けたときは、以下のような簡単な体操を行ってみてください。

この体操は、正しい髄核の位置をイメージして、違和感がある場所をきちんとストレッチする気持ちで行うことがポイントです。

ハイヒールを履いての長時間の立ち仕事、または肥満の方や妊婦さんの様に、お腹が大きいため腰椎を反らしている姿勢が長く続くと髄核は前にずれます。この場合の体操法としては、まず両足を開き気味に椅子に座り、息を吐きながらゆっくりと背中を丸め、床を見ながら3秒間この姿勢を保持します。これを3回行ない髄核を後ろに戻していきます。

長時間のディスクワークで猫背や前屈姿勢の方、物を持つ動作が多い方は髄核は後方にずれます。この場合の体操法は、立ったまま足を開き気味にし、膝を伸ばしたまま両手を骨盤あてながら背骨を最大限に反らしていきます。息を吐きながら3秒間ほど保持し、これを3回行ない髄核を前に戻していきます。

髄核のずれは、こまめに戻しておくことが肝心です。日々の腰痛ケアとして上記の体操法を習慣化しましょう。

次回のブログでは非特異的腰痛の原因その2と、それをますます悪化させてしまう要注意状態について書いていきたいと思います。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございます( ◠‿◠ )

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