2018.08.02

今すぐにでも歩きたくなるウォーキングの効果🚶‍♀️🚶‍♀️🚶‍♀️

こんにちは、院長の齊藤です。

ところで皆様、食事の量は前と変わらないのに、最近お腹の肉が気になるようになったという方はいらっしゃいますか?何か運動をされていますでしょうか? ジムに通おうか・・・ジョギングしようか・・・でもハードな運動は苦手という方も多いかもしれませんね。

しかし、そのような方も身体に負担の少ない手軽なウォーキングで、肩こり・腰痛などの体の不調やメタボの改善に効果を期待できます。
それだけじゃないんですよ!ウォーキングは身体に良いこと満載なんです。

今回は今すぐにでも歩きたくなる、ウォーキングの様々な効果について書いていきたいと思います🚶‍♀️🚶‍♀️🚶‍♀️

ウォーキングって実は大変な動作!

歩くことにどれだけの筋肉が使われるか知っていますでしょうか?脚の筋肉だけでも大腿四頭筋(大腿直筋・外側、中間、内側広筋)、大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋、前脛骨筋、下腿三頭筋(腓腹筋、ヒラメ筋)などなど、大きな筋肉をそれぞれいっぺんに使い、と同時に腰周りの筋肉や腹筋群、さらには腕の筋肉まで使って歩行をしています。

重力に耐えるために左右の脚で片方ずつ交互に体重を支え、更には脚を曲げたり伸ばしたりして、重い身体を自分が行きたい方へと移動させているのですから大仕事ですよね。重心移動のバランスをとるだけでもとても大変な事です。普段何気なく行っている「歩く」という動作。実は全身のあらゆる筋肉、そして運動神経や感覚神経を総動員して行う大変な動きなのです。

歩くことがいかに高度な動作なのか理解していただけたかと思いますが、大きな筋肉をたくさん使うし、神経も総動員しますから当然のごとくエネルギーもたくさん消費します。しかも、自分にあったペースで呼吸しながら、脂肪燃焼に必要な酸素を充分摂取できる有酸素運動なので、エネルギーの【原料】として【体脂肪】を使いやすいです。

逆にキツい運動や激しい動きの時は充分に酸素を取り込むことができないので、酸素が無くてもすぐにエネルギーを放出できるグリコーゲンなどの糖質が使われます。

ですので、有酸素運動のウォーキングは【体脂肪】を効率よく消費したい人に適した、ダイエットにも有効な運動と言えます。特別な食事制限を行わずとも「できるだけよく歩く」ことだけを目標にしてみてください。「1日の平均歩数」の多い人ほど【体脂肪】が減少する傾向が統計的にも有意に出ていますので、是非とも実践してみてないかがでしょうか?

今すぐにでも歩きたくなるウォーキングの効果‼︎

☆ リラックス効果がある!

家事を一通り終えてから、その辺に寝ころんでお菓子を食べたり、甘いものを食べすぎたり。知らず知らずのうちにジュースやコーヒーを飲み過ぎたり。
または、ついつい不必要な量のお酒をダラダラと飲んでしまったりすることってありませんか?

ストレス解消のために嗜好品を摂り過ぎているなら、是非リラックスするための方法として、ウォーキングを試してみましょう!ウォーキングは脳内ホルモンであるエンドルフィンやセロトニンなどを放出するため、ストレスになる考えやネガティブ思考から解放され、日常のイライラをなどを忘れさせてくれる効果があります。

☆ 外見と内面の若さと健康を保つ!

あらゆるエクササイズが、生活の質や寿命、生活習慣病などにどのような影響を与えるかということは、今日までたくさん研究されてきました。

ロンドンのセントジョージズ大学で、心臓病専門医のサンジェイ・シャルマと言う教授が行なった有酸素運動に関する研究では、ウォーキングには以下のような効果があることが証明されています。

* ウォーキングで3年〜7年の寿命を延ばすことが可能
* うつ症状の改善効果
* 認知症の発症を遅らせる 発症のリスクを減らす

ウォーキングでこれらの症状を予防し若さを保つことで、精神的にも肉体的にも健康でいられる。精神的に前向きでいることが、自身の健康維持につながるというわけです。

☆ストレスホルモンのレベルを低く保つ

私たちの身体は主に低血糖とストレスに反応して、副腎というところからコルチゾールというストレスホルモンを分泌します。コルチゾールの分泌量が増えてしまうと、肌の老化や肥満などの原因となり、ひどくなると動脈硬化や糖尿病をもたらす場合があります。

運動しているのになかなか体重が減らないときは、ストレスの多い仕事や生活環境が原因かもしれません。慢性的なストレスと負荷の高いハードな作業等の組み合わせも、コルチゾールの分泌が増える原因となることが考えられます。

だからと言って一生懸命に取り組んでやっている、筋トレメニューやランニングをやめてしまえと言っているわけではありません。せっかく身に付けた運動習慣ですから、ぜひそのまま続けてください。ただ、もし現在行っている運動で心身の健康を感じられないなら、それこそウォーキングの出番です!

ウォーキングは、ハードなランニングや筋力トレなどとは異なり、コルチゾール分泌量を低く保ちます。

運動したり食生活に気をつけたりしているのにも関わらず、その効果をイマイチ感じられないなら、日頃のトレーニングを少し減らして、ウォーキングを取り入れてみて下さい。きっとあなたの身体も気分も楽になるかもしれませんよ。

心と身体は一心同体。行き詰まったらウォーキングで気分転換しましょう。そしてトレーニングや食事改善の効果アップにつなげていきましょう。

☆ハッピー脳になり、気分が良くなる。

カリフォルニア州立大学で行われた研究によると、1日で歩く歩数が多ければ多いほど、その日1日をポジティブに考える事が出来、ハッピーな気分で過ごせるのだそうです。

ウォーキングを行うと、脳内ホルモンであるエンドルフィンと言う物質が分泌されます。エンドルフィンは、気持ちを前向きにし、幸せを感じさせる効果がある物質です。ランニングや筋トレなどの運動でも分泌されます。ランニング中に起こる爽快感ランナーズ・ハイは、このエンドルフィンが多量に分泌されるためです。

☆その気になったらすぐに取り組める手軽さ

何と言ってもウォーキングとはただ立ち上がって歩くだけ! 着替える必要もシューズを履き替える必要もありません(サンダルやハイヒールは✖️)まとまった時間が取れない場合は、1日を通して何度か小分けに歩くという方法でも大丈夫です。

家の中で友達とおしゃべりするんだったら、ウォーキングしながら世間話してみてはどうでしょう?座って話をするよりも脳が活発に働き、楽しい話題で会話が進むと同時に健康にもなれますよ!

☆代謝を上げてダイエット効果をUP!

1人ひとりの体重や年齢の違いで個人差はありますが、およそ1時間のウォーキングで約200〜400kcal消費できるそうです。運動全般に言えることですが、代謝を上げることで、食事管理によるダイエット効果をUPさせる事が可能です。

☆閉経後の睡眠障害に効果あり!

閉経後の女性に、寝つきが悪いことに悩んでいる方が多く確認されてます。健康に関するトピックのなかでもメジャーなものですが、アメリカはシアトルのがん研究センターでは、朝少なくとも30分ほど早足で歩く(またはストレッチなど軽い運動や体操をする)女性は、何もしない女性より格段に寝つきがよくなると報告しています。

☆坂道を利用し下半身を効果的に鍛える

毎日のウォーキングに慣れてきたら、傾斜を利用して少し下半身に負荷をかけていきます。坂道をお散歩コースに入れたり、歩道橋などの階段を上り下りしてみましょう。ウォーキングの運動効果が増すだけでなく、体幹の筋肉を積極的に使うので、お尻の筋肉や太ももの大腿四頭筋、後側のハムストリングを鍛えることもできます。

ーーーまとめーーー

すでに運動の習慣が身についている方も、これから何か運動を始めたいと思ってる人も、さらには今のところ特に運動やトレーニングについて考えていなかったけど、慢性的にストレスや不調を感じている人も、誰にでもポジティブな効果が期待できるのがウォーキングです。

ここ最近の暑い日でも早朝や夕方なら気温もグッと下がるし、きっと気持ちのよい汗をかけるはずです。ほどよい運動で身も心も健康に。ジム通いやランニングは無理というあなたも、まずはウォーキングを始めてみるというのはいかがですか?

ただ、効率の良いウォーキングをするためには、足の健康も考えてなるべくウォーキングに適したシューズを履いた方がなおのこと宜しいかと思います。
(靴選びについては、過去のブログを参考にしてください)

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました( ◠‿◠ )

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