2019.05.16

姿勢の崩れと肘の痛みの関係性(腕の痛みも。。。)

おはようございます!
五十嵐です
毎日暖かくていいですね〜
散歩したりスポーツするには最高の気候です。

ただ、やりすぎて疲労が溜まってくると。。。

そう!
体が痛い。

痛くなってしまっては満足する動きは出来なくなってしまいますね。

その中でも最近特に多いのが、

肘🙋

テニス肘やゴルフ肘や野球肘...(どのスポーツもやってないのに。。。)
スポーツをしている方で肘を痛める方がとても多いです。

スポーツをやってないのに肘が痛いという方もいます。

 
対策として筋トレを行う方もいます(もちろん大切)
ですがそれだけで治るというわけではありません。
 
それもそのはず。。。
痛みが出る体の状態を変えなければ、トレーニングをどれだけやっても効果はいまいち。。
 
なぜテニスやゴルフや野球といったスポーツは肘を痛めるやすいのか?
まず痛む原因について考えていきます。
 
 
[痛みが発生する原因]
 
テニスは肘の外(外側上顆)、
ゴルフでは肘の内(内側上顆)、
野球では内も外も両方痛めます。
 
テニス肘とゴルフ肘は手や手首から肘あたりに付着する筋肉の過剰な疲労によって炎症が起こり、結果的に痛みとして発生します。
 
野球肘は筋肉の使い過ぎ(過剰な疲労)に加えて、手首・腕・肘の関節運動の過活動による軟骨や靭帯の損傷により痛みがおきやすくなります。
 
つまり!

手首や肘といった末端を使った動きを変えていかなければ、治療やトレーニングをどれだけしても、痛みはすぐに再発してしまいます(治療直後はいいのに!!)。
根本からの改善が必要という訳です。
 
 
[痛まない動かし方]
 
体の運動に関して、末端を動かす時体幹と連動する動きというもの必要になってきます。
それもあって、体幹トレーニングというものが重要になってくるわけです。
 
さらに!
考えるべきポイントがあります!

 
体幹と上肢(腕)のつながりにおいて、
体幹→上肢といった中心から末端へのつながりだけでなく、
上肢→体幹といった末端から中心へのつながりも同時に発生しています。
 

そのつながりを常に連動させて動くことができると、肘だけに負担がかかること無く、疲労が溜まることがなくなり、体幹と腕全体を使う事で疲労を分散させることで、炎症を抑えることができます。
 
しかし、猫背や胸を張りすぎているなど、姿勢の乱れがこの関係性を崩す原因となります。
 
 
[姿勢の乱れと肘の痛みの関係性]
 
猫背や胸を張りすぎた姿勢の特徴として、
大胸筋や三角筋(肩の筋肉)、広背筋(背中)や僧帽筋(首から肩にかけて)といった筋肉が縮みます。これらの筋肉は連結しているので連動して働きます。
 
いわゆるアウターマッスルと言われる筋肉は、純粋な力としては強いのですが、関節の動きを悪くします。
なので結果的に
体幹から上肢の連動を悪くさせます。
 
すると、体幹から肩は連動しても、肩から先の動きは悪くなり、上肢→体幹の連動は肩まで繋がらずに肘で途切れるので、肘に負担がかかるようになってしますのです。
 
このように、肘が痛むからといって肘、腕だけを診るのではなく、痛みが出る原因を全身の関係性から探っていかなければならないのです。
 
 
[肩からの連動を良くするため運動]
 
肩周辺のアウターマッスルの緊張をとり、インナーマッスルを柔らかく動けるようにすると、体幹と上肢の両方からの連動が途切れることなくスムーズに動けるようになります。
 
①、右手で左腕の付け根を掴む。
 *このとき脇の後ろ側を押さえて肩甲骨に触れる。
2、押さえた状態のまま肩を大きく回す。
 
 
スポーツ中に肘が痛むという人は、動く前にこの運動是非やってみて下さい。
何度もやっていくうちに、徐々にアウターマッスルを使った体の動きからインナーマッスルを使った動き体が切り替わっていきますよ。
 
もちろん!
肘に痛みがない人でも方の可動域が広がり肩こり、背中の痛みの改善にも繋がり、痛みが出ないような身体づくりをする事が出来るので、やってみましょう!!

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